音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク
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Par chance

今日もいい1日になりますように

自分が見ているものは…。

11/7/2019

 
好きで時折、観に行きたくなる絵があります。パリのオランジュリー美術館にあるクロード・モネの一連の睡蓮の絵です。横に長〜い絵が8枚、真ん中にベンチがある楕円形の2つの展示室に渡って飾られています。
この美術館に通いつめるようになったのは、アレクサンダーの教師養成の最中でした。最初は「普通の」鑑賞として出かけたのですが、それ以後、この絵と心ゆくまで向き合うことが、至福の時間となっていきました。
この絵と対面している時は決まって、自分を定点観測しているような感覚を覚えます。毎回、異なる鑑賞体験を与えてくれるこの絵の懐の深さに心打たれるとともに、自分の変化を実感したものでした。その都度、自分の心を映す鏡のようで、面白く思ったものです。当たり前といえば当たり前ですが。
「ものの見方は、その人そのもの」というのが今日のテーマです。どんな自分で、どんな心持ちで、どんな眼差しで、もの(世界)を見るか。自分が見ているものは、自分を表しているのだな、と気づくきっかけになった出来事でした。
音楽家にとっては、日々の練習で自分と向き合う時間はまさに、こうした体験ですよね。
先日、少し久しぶりに再び、この絵と対面できました。改めて、今の自分をはっきりと知る時間となりました。

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    Toko

    アレクサンダー教師でピアニスト、しまねとしこのブログです。アレクサンダー的視点から、心に残ったことを綴っています。
    ブログタイトル « Par chance »は、「幸いなことに」くらいの意味のフランス語で、何かに気づく嬉しさや、誰にとっても今日もいい1日になりますように、という願いを込めてつけました。

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